3月7日(水)よむよむ☆ママさん隊の皆さんが来校がされました。
☆1年生には、
を読んでいただきました。「のぞいてみれば・・・」シリーズの一つです。
科学的な絵本ですが、一年生は、「かたいいわ」と読み手の言葉を言ったり、「すごいなー」とつぶやきながら聞き入っていました。
3年生には、
を読んでいただきました。一度は誰もが経験する複雑の気持ちが上手に描かれています。
6年生には、
を読んでいただきました。
男の子の成長とともに相棒として連れ添ってくれたパンツくんのお話です。
男の子のパンツ君に対する感謝の思いに心が温まります。
思春期に近い6年生には、低学年のように感情を表に出すことは終始ありませんでしたが、この絵本の温かさは、いつまでも心に残り続けることでしょう。
6年生への読み聞かせはこれで、最後となりました。
「今まで、6年間聞いてくれてありがとうございました」とママさん隊の方がお礼を述べると、
6年生も、「ありがとうございました!」とお礼を述べていました。
■絵本の読み聞かせのいいところは、みな等しく聞けるところ。そして、それぞれに感想をもてるところでしょう。
「等しくとは、差別がない」ということ、「それぞれに感想がもてる」というのは、自由だということです。
「差別がなく、自分の考えをもてる」
教育にこれが保障されれば、子ども一人一人の可能性を急速に伸ばすことができます。
■2月19日(月)にあすぱるで、コミュニティ・スクールの会議がありました。
冒頭の挨拶で、会長さんは、「この町から、犯罪を起こすような人を出さないということも、この会の目的ではないかと思います」
と話されました。
犯罪、非行、貧困など、を出さないということです。
しかし、実際にあるわけですから、社会にとっては、切実な問題です。
まさに時代は、学校、保護者、地域が総がかりとなって、どうすれば子どもたちが、自ら生き抜く力をつけられるようになるかを真剣に考え、そして行動しなければなりません。
▼そのためには、「ある一部の子ども達だけが、良くなるというのではなく、
全ての子ども達が、幸福の人生を歩めるように!
一人もおきざりにしない!
という意識と信念をもつことが大事です。
自分の中にある、偏見を治さなくてはなりません。
子どもを分析し、「あれは、こうだ」「こいつは、こうだ」と偏った見方をするのは、その人自身の心が歪んでいる証拠です。
まさに、教育をする側の正視眼が重要となります。人を正しくみるには、人間性の向上が不可欠です。
人を育成するには、まず、教師、親、大人自身が、人間学を学ぶ必要があります。
学ばざるは教えるべからずです。
▼教育で重要なことは、
子どもの可能性を信じ抜くこと。
子どもを支え続けることです。
優れた教師は、自ら学び、自らを向上させます。
▼優れた教師は、どんな子どもからも学ぼうとします。自分の成長の因にしようとします。
人から学ぼうとする人は、人を尊敬します。大切に接しようとします。
どんな子どもの人格をも大事にしようとします。
子どもは自分の人格が認められたときに初めて、信頼を寄せます。
一方、相手を馬鹿にしたり、レッテルを貼ったりするのは、向上心のない人です。
打算的であり、利害的であり、自分に都合の良いものには擦り寄って肩入れし、そうでないものは、徹底して攻撃するという排他的な性質があります。
強いものに媚(こび)、弱いものをいじめる 人間としての理性を失った野生的な状態です。
▼子どもを非難することは容易いことです。
愚痴や文句を言うだけだからです。
しかし、そこに価値の創造はありません。
価値の創造のないものは、もはや教育とは言えません。
▼ある方は次のように言っています。
自分自身が向上心を失ったところに、惰性や老化が始まる。
また文句や愚痴を言っている人には感激がない。
自らの生命をしだいに暗くし、閉ざしてしまう。そして心はすっきりせず、
自分も複雑にし、人々をも複雑にしていくだけである。
▼自分を限りなく、どう成長させていくかという課題をもつこと。
そして、それを生み出す原動力としての生きがいを持つこと。
そこに年齢の進行とともに生まれる停滞を打破して、真に人生を”生き抜く力”があるといえる。
生命内奥の息吹をわき立たせてくれる充実した目標と目的観、
そして、豊かな生命力と想像力に恵まれた世界を持てる人こそ、
幸福者といえるのではないだろうか。
教育する側にこそ、真に人生を”生き抜く力”が必要だということです。
教育は、口先だけではなく、教師の後姿こそ大事です。
学校に行きたくても行けない子ども達がいます。
学校に行きたくなるような、安心感と魅力と向上心、そして、友情に満ち溢れた学校にしなければなりません。
そのために標津小学校の教職員は学び続けます。
「学ばざるは、教えるべからず」 ですから
このブログは、全道はもとより、全国の教育関係者もご覧になっています。
全道各地の先生方からは、「標津小の「よむよむ☆ママさん隊」の皆さんの活動、実にすばらしいですね。」「大変、勉強になります。」「教育の根幹ですね」など、多くの声を頂いています。
ブログを発信することで、このように全国の学校関係者とお互いに刺激しあい、そして、学び合うことができます。
子どもにとって、いかに良い教育環境をつくるか。これが、心ある教育関係者の課題となっています。
■今年度いよいよ最後となります。
来週も、どうぞよろしくお願いします。
もうすぐ春ですね。いつの間にか黄色い花が咲いています。
季節は確実に、冬から春に変化しています。
そして、子どもたちも、確実に成長します。
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