8月21日(月)秋田県美郷町から、派遣教員を招き、「秋田の実践に学ぶ」研修会を本校において開催しました。
研修会では、派遣教員による3年算数の授業を参観し、その後、研究協議を行いました。
授業は、「何十に1位数をかけるかけ算の仕方を理解する」という目標で、「かけ算の筆算」が行われました。
派遣教員の発話は、常に子どもたちに考えさせることに徹していました。
そして、子どもたちには、すぐに発言させずに、必ず、「自分の考えをノートに書く」ようにさせるなど、全員の学力の保証が確実にされていました。
一つひとつの子どもたちへの指示発問にしっかりとした、理論がありました。
そのため、子どもたちの頭の中は常に思考がはたらいていました。
考えることが可能な指示発問を発していました。
しかも、ある時は、小声で。
これも子どもの思考を大切にする配慮です。
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授業が終わった後、「あー楽しかった!」とある子が言っていました。
他の子どもたちも、何か充足感に満ちていました。
子どもにとって、(子どもだけではなく大人もそうですが)考えに考えて、新しいことを発見、発覚できたときの喜びに勝るものはありません。
授業を受けた子どもたちはこのことを体感したと思います。
知的欲求を満たす授業が、子どもたちの考える力、いわゆる学力、生きる力をつけて行きます。
研究協議は、体育館で行いました。
下の画像は、グループ討議の様子です。
派遣教員の授業で優れていたところや、今後私たちが取り入れていくべきところなどを話し合いました。
参観者からは、「単に計算の解き方を学習させるのではなく、数のしくみをしっかり理解させることに重点をおいていたところが勉強になった」
「授業の導入では、子どもの言葉で既習事項の振り返りがされ、それと本時の内容とを比較して、課題が設定されていたところが勉強になった」など、様々な意見、感想が出されました。
今回の「秋田の実践に学ぶ研修会」は、充実したものとなりました。
私たちは、この学びをしっかりと授業の中で、生かせるように更に研修を積んでいきます。
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